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盛高の包丁
プロも絶賛する切れ味

盛高の包丁

盛高の包丁

「すーっと切れる」盛高刃物の包丁を販売します。その切れ味はプロの料理人からも絶賛されています。もちろんご家庭でもお使い頂け、料理が楽しくなります。この包丁を製造する盛高刃物は700年の刀鍛冶の技術を今に受け継いでいます。

プロのお寿司屋さんも認める「刺身の角が立つ」切れ味

盛高さんの包丁を使うのははじめて、という東京都の増寿司(杉並区下高井戸)さんに、実際に盛高さんの包丁を使って、お刺身を切ってもらいました。 この道40年以上の親方は、鮮やかな手つきでお刺身を切っていきます。 「この包丁は、良く切れますよ。切れてる包丁ってのは、切った刺身見てもらうとわかるんだけどね、角が立つんですよ。」 なるほど、親方の言うとおり、切ってもらった刺身をよく見ると、見事に角が立っています! そのお刺身を食べると、親方の腕もあると思いますが、確かに切り口が滑らかで美味しい!素材の味がまるごと活きたお刺身を味わうことが出来ました。

毎日使っても、20年以上使える!

盛高の包丁は、鋼を最大限に多く割り込んでいるので、何度も砥ぎ直して細くなっても使用でき、毎日使用しても、通常20年以上使うことが出来ます。 左の写真は、給食センターで実際に使われた盛高さんの包丁です。 一番上が使い始めの包丁、上から2番目が使用後8年経過した包丁、上から3番目が使用後15年経過した包丁です。砥ぎを繰り返すうちに、刃の幅が狭くなっていきますが、まだ使えます。 また、包丁の柄入れ部分に、錆びないステンレス材を使用(赤丸の部分)し、柄に、水気に強い最高級の紫檀を使用しているので、柄の部分が腐ることなく、長く使用することが可能です。この柄腐れ防止・紫檀柄包丁は、盛高さんにより実用新案登録もされています。柄の部分が腐ることなく衛生的なことも、給食センターなどで愛用される理由のひとつです。

さらに1回分は研ぎ直し無料!

盛高さんの包丁は、力を入れず軽く引くだけで切れるように「鋭い切れ味」に仕上げています。 そのため、従来の感覚で力を入れすぎて使われて「刃こぼれした」という声が、たまにお客様から寄せられることがあるそうです。 そこで盛高さんの包丁は、「使う方の使い勝手」に合うように1回目は無料で研ぎ直しをしてくれます。商品に同封されている「無料研ぎ直し券」と「返送料」として券に書いてある規定の返送料代分の切手か小為替を同封してお送りください。お預かり後、通常3日以内には発送いたします。

刃物は「幸運を切り開く」縁起もの!贈り物にも最適

昔から、刃物は「災いを断ち切り、幸運を切り開く」として、様々な祭り事や式典に使用されてきました。 今でも、ウェディングケーキの入刀などに使われています。新しい門出を祝い、幸運を願う意味がある刃物を、お祝い事や贈り物に選ばれてみてはいかがでしょうか。

切れ味の秘密は、700年の伝統を誇る刀鍛冶の技

生産者の盛高さんの刀鍛冶としての系譜は、なんと鎌倉時代までさかのぼります。 初代の金剛兵衛源盛高さんは、鎌倉時代の永仁の頃(1293年頃)、筑前(福岡県)にいて、太宰府、宝満山の僧門で修験道者の刀を鍛えていました。

この刀匠の系譜は筑前で十三代を数え、江戸時代の寛永の頃(1632年頃)、肥後(熊本県)の大名、細川三斎公に従い、現在の八代市の妙見宮の修験道者の刀鍛冶として、この地でさらに十三代を重ねます。

現在の「刀匠 金剛兵衛源盛高」である盛高経猛さんは、26代目にあたり、鎌倉時代からの700年の伝統を今に受け継いでいます。写真は、刀鍛冶をつとめてきた現在の八代市の妙見宮です。

盛高さんは、七百年間、代々続いてきた刀鍛冶の技術と、熟練の技を背景に、出来合いの複合材は一切使用せず、「鋼の割り込み鍛接」という工法を用いて、大量生産の包丁にはない、驚くべき鋭い切れ味を可能にしています。

本当によく切れる!日本刀の工法で作られる職人技の包丁

地鉄にハガネを鍛接し、何度も強く打ち、金属組織をより強靭に変化させながら、それぞれの包丁に最も適した大きさに鍛造する火造り鍛造を経て、職人の手作業で最適の熱処理を施され、鋼の持つ最高の切れ味が引き出されます。

これらの工程には、炉の温度や刃物が、最適になる状態を一瞬で「目利き」し、その瞬間を逃さない、高度な職人技が必要です。

特に、最高級の鋼である青紙スーパーは、非常にデリケートで、ちょっと温度を上げすぎるとたちまちボロボロに崩れてしまうため、自家鍛接を行える職人は全国的にもほとんどいないという職人泣かせの鋼です。その鋼と地鉄の鍛接は非常に難しく困難な作業ですが、盛高さんは、最高の切れ味・品質を求めるために、あえて出来合いの材料を使用せず、青紙スーパーの性能を最大限引き出すために自家鍛接で包丁を一本一本作り上げています。

「利器材と呼ばれる出来合いの複合材を使用すれば、製造量を現在の数倍に上げることは可能でしょうが、切れ味・品質には満足出来ないんですね。最高の切れ味・品質を求めるために、あえて利器材を使用せず、青紙スーパーの性能を最大限引き出すべく 自家鍛接にこだわっています。このこだわりは、刀鍛冶としての700年の伝統と技を受け継ぐ意地でもあります。」(盛高さん)


盛高刃物が出来るまで。

商品一覧

包丁のお手入れ方法

使用後は、洗剤で丸洗いし、水気をよく拭きとり、湿気の少ない場所に保管して下さい。


職人より一言

最高の切れ味を生む反面、困難な作業である自家鍛接へのこだわりは、刀鍛冶としての700年の伝統と高度な技術を受け継ぐものの意地でもあります。鮮やかな切れ味と使い勝手で、お料理を引き立たせてくれる「鍛冶屋の包丁」を、是非一度お試し下さい。

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