生産者紹介
玩古庵
- 表の見方
- 所在地
- 名前
- 店舗名
- 職業
- おすすめ商品
- 生年月日
- 星座
- 座右の銘
- 埼玉県
- 五十嵐健二さん
- 玩古庵
- 張子人形職人
- 張子の招き猫
- 1943/03/01
- うお座
- 笑門福来
私のこだわり
○五十嵐さんの春日部張子のこだわりとは?天然素材を使って、江戸時代から続く手作業の技術で、手作り手描きにこだわって製作しています。
張子は、いわゆる「分業制」がありません。全ての工程を一人で担うんですね。
うちは、型を作るところから、埼玉県伝統の手漉き和紙を張り合わせ、原型を作り、胡粉を塗って、完成させるところまで、全て自分たちで、手作りしています。
○お名前入れや、オーダーメイドもできるのですか?
○一つ一つ手作りですから、お名前入れもできますし、また、オーダーメイドのご要望にもお応え出来ます。
今までも、ご自分のペットの猫をモデルに招き猫を製作したり、ご自分の好きなスポーツのチームのユニフォームを着ている張子人形を製作してきました。記念として、友達のプレゼントとして、とても喜ばれますよ。
☆お名前も無料でお入れできます。
☆オーダーメイドのご要望がありましたら、匠の箱までお知らせください。
匠の箱メールアドレス:takuminohako@gmail.com
生産者の横顔
○伝統の張子を守る!貴重な技術保持者「昔は、いい和紙のある場所は、張子が盛んでね。職人も沢山いましたが、昭和後期から目に見えて職人が減り始めました。現在では張子職人はほとんどいませんね。」(五十嵐さん)
そのような中、五十嵐健二さんは、後継者である俊介さん、祐輔さんと一緒に、伝統の手作り手描きの製法を守り続け、今では貴重な技術保持者として、張子の伝統を守り続けています。
「手作りなので、細やかな注文にも応じられ、大量生産には出来ない小ロットでの特注品や遊び心にも応じられます。
また、和紙で出来た人形は世界的にも珍しく、高温多湿な日本の風土に強い和紙の特性を最大限引き出した日本ならではの伝統工芸と言っても過言ではないと思います」(五十嵐さん)
○365日、張子を製作!
五十嵐健二さんは、通常、なんと夜中の12時半に起床し、16時に就寝しているそうです!
「そのほうが、製作に集中できるからね。電話もかかってこないしね。また、和紙の渇きがいいように、部屋の窓から日が入るようにしてあるから、夜中の涼しい時の方が、より製作しやすい、というのもある。」(五十嵐さん)
五十嵐さんの毎日は、まさに、張子を中心にして、まわっているようです。
「お休みの日は?」と伺うと、「張子を作ってるよ」(!)というお返事が返ってきました。
「私は、365日、張子を作っているんだ。張子を作るのが、楽しみなんだよ。」(五十嵐さん)
○自分も人も、幸せにする張子人形
そんな五十嵐さんの張子人形を、フランスから、わざわざ日本まで買いに来るお客様もいるそうです。
また、日本の芸能人や、スポーツ選手の中にも、節目節目で、五十嵐さんに張子を注文する方も多いそうです。
「売れようと、売れまいと、心から作りたいから作ってる。楽しく作っているから、お客様もついてくれるんだよ。」(五十嵐さん)
そう言って笑う、五十嵐さんは、今日も、皆を楽しい気持ちにする張子人形を作り続けていることでしょう。
五十嵐健二
1943年 群馬県に生まれる。
1965年 武蔵野美術大学油絵学科卒業。
名取尭・麻生三郎・森芳雄に指導を受ける。
1977年 張子人形の愛好家が各地に増え、求めに応じ、各地で実演製作展観を行う。
1989年 (有)春日部張子人形店を設立。「玩古庵」という号を称す。
1992年 春日部市より墨彩画制作の依頼を受け、作品は同市姉妹都市アメリカ・カリフォルニア・パサディナ市に寄贈される。
1993年 ニューヨークジャパンフェスティバルに出品。渡米展観。
1994年 敷日本郷土玩具館にて以降毎年9月に個展開催。
銀座松屋「和の座」にて以降毎年5月と12月の年2回個展開催。
1995年 「張り子 伝統から創作へ」(日貿出版社)作品集発売。
個展、有楽町「マリオン」画廊にて「五十嵐健二の世界展」開催。
1998年 個展、有楽町「マリオン」画廊にて2度目の個展を開催。
1999年 「ゆーもあ画帖」(日貿出版社)画集発売。
京都四条烏丸・大丸にて個展開催。以降毎年6月に個展開催。埼玉県優良県産品認定。
その他、全国の有名百貨店、ギャラリーにて個展・作品展を開催、及び出品し、ホテルや伊勢神宮おかげ横町の「招き猫祭り」等の各種イベントにも参加。
全国の公演にも出席し、独演会もこなす。
(財)日本工芸館工芸展の民芸部門にて最優秀賞を4度受賞。
NHK、フジテレビ、日本テレビなどの「ポンキッキ」「週末散歩」等、また各地の地方テレビ等、ラジオ等数々の番組に出演や作品の紹介を受けている。また、新聞の取材にも応じ、雑誌「太陽」「RAIL MAGAZINE」や「萬福猫百覧会」等の出版物にも掲載されている。